「冬の川越って、風が強くて寒いんでしょ？」
「ずっと外を歩くのは、彼女が嫌がるかな……」
その心配、ごもっともです。
埼玉の冬には「からっ風（っかぜ）」と呼ばれる、冷たくて強い北風が吹きます。何の対策もせずに突撃すれば、開始30分で「寒い、帰りたい」と言われてジ・エンドです。
しかし、冬だからこそ楽しめる「極上の温まり方」があるのも事実。
湯気が立ち上る蒸したてのお饅頭、冷えた足を芯から温める足湯カフェ、そして空気が澄んでいるからこそ映える夜のライトアップ。
今回は、寒さを逆手に取って二人の距離を縮める、冬限定の「あったかデートプラン」を提案します。
[著者情報]
この記事を書いた人：タクヤ
肩書き: 川越グルメライター / 埼玉エリアガイド
プロフィール: 埼玉県出身。冬の川越取材は「貼るカイロ」3枚貼りが標準装備。「寒いね」と言いながら温かいものを分け合うデートこそ至高だと信じている。
冬の川越デート、成功の鍵は「3つの温（オン）」
冬の川越を攻略するには、ただ厚着をするだけでは不十分です。
以下の「3つの温（オン）」を意識してコースを組み立てましょう。
- 【温食】: 湯気が立つ「熱々グルメ」をこまめに挟む。
- 【温足】: 「足湯カフェ」で冷えやすい足先を温める。
- 【温光】: 早めの夕暮れを利用して「ライトアップ」を楽しむ。
この3つを軸に、具体的なスポットを紹介していきます。
【温食】カイロ代わり！湯気がご馳走の「熱々食べ歩き」
冬の食べ歩きは、手に持っているだけで温かいメニューを選びましょう。
彼女に「はい、これ持ってて」と渡せば、最高のカイロになります。
1. 菓匠右門の「いも恋」（蒸したて）
食べ歩き記事でも紹介しましたが、冬こそ「いも恋」の真価が発揮されます。
店頭のせいろで蒸されたお饅頭は、手で持てないほどアツアツ。
モチモチの生地と、ホクホクのさつまいも・つぶ餡の甘さが、冷えた体に染み渡ります。
▶ 詳しくはこちら：
【食べ歩き編】川越デートの正解ルート！「甘い×しょっぱい」交互浴プラン
2. 河村屋の「麹甘酒（こうじあまざけ）」
一番街にある漬物店「河村屋」では、冬限定で温かい「麹甘酒」が販売されます。
米麹の自然な甘さが特徴で、アルコールは入っていないのでドライバーでも安心。
生姜入りを選べば、体の芯からポカポカになります。
3. 中市本店の「ねこまんま焼おにぎり」
炭火で焼かれた醤油の香ばしい匂いと、立ち上る湯気。
焼きたてのおにぎりは、まさに冬のご馳走です。
行列に並ぶこともありますが、「炭火の近くは温かい」ので、待ち時間も意外と苦になりません。
▶ 中市本店の詳しい雰囲気は食べ歩き記事でも紹介しています：
【食べ歩き編】川越デートの正解ルート
✍️ 専門家の経験からの一言アドバイス
【結論】: 冬のデートでは、「ホットドリンク」を常に片手に持っておきましょう。なぜなら、温かい飲み物を持っているだけで体感温度が2〜3度変わるからです。飲み終わったらすぐに次のお店で甘酒やホットコーヒーを買う。「手が空いたら何か温かいものを買う」というサイクルが、彼女の笑顔を守ります。
【温足】冬デートの救世主！「足湯喫茶 椿や」
川越散策で足が冷え切ってしまった時の、最強の避難所を紹介します。
一番街の奥、和雑貨店「椿の蔵」の裏庭にある「足湯喫茶 椿や」です。
ここが冬デートに最強な理由
- 足湯に浸かりながらカフェ:
靴と靴下を脱いで、温かいお湯に足を浸しながら、ドリンクやスイーツを楽しめます。 - 手ぶらでOK:
足を拭くための手ぬぐい（持ち帰り可）が付いてくるので、準備なしで入れます。 - 会話が弾む:
向かい合って座るのではなく、横並びで庭園を眺めながら座るので、自然と距離が近くなります。
「寒いね〜」と言いながら足湯に入り、「生き返る〜！」とほっこりする。
この体験だけで、冬の川越に来た価値があります。
【温光】16時半からの魔法。「一番街のライトアップ」
冬は日が落ちるのが早いため、16時半頃には辺りが暗くなり始めます。
しかし、これがメリットになります。夜のライトアップを早い時間から楽しめるからです。
昼間とは違う「蔵造りの町並み」
昼間は観光客でごった返す一番街も、夕暮れと共に少し落ち着きを取り戻します。
街灯に照らされた重厚な蔵造りの建物は、昼間よりも幻想的でロマンチック。
空気が澄んでいる冬だからこそ、光がより綺麗に見えます。
氷川神社の「光る川」
もし期間中（年末年始など）であれば、川越氷川神社の小川がライトアップされるイベントが行われていることもあります。
参拝の帰りに、光る川を眺めながら手を繋いで歩く……完璧なデートの締めくくりです。
まとめ：寒いからこそ、二人の距離は近くなる
冬の川越デートは、寒さ対策さえ万全なら、他の季節以上にロマンチックです。
- 熱々の「いも恋」や「甘酒」を分け合う。
- 「足湯喫茶」で冷えた足を温め合ってほっこりする。
- 澄んだ空気の中で「夜の蔵造り」を眺める。
「寒いね」と言い訳にして、自然と手を繋いだり、くっついたりできるのも冬ならではの特権です。
ぜひ、このプランで心も体も温まる素敵な一日を過ごしてください。
【川越デート完全攻略シリーズ】
冬デートの計画には、こちらの記事も合わせて活用してください！
- 👉 1. 基本のコース：
【決定版】川越デートコースの正解！車で行く「氷川神社×食べ歩き」1日満喫プラン - 👉 2. 駐車場情報（車なら必須！）：
【駐車場編】土日も満車回避！「一番街・氷川神社」に近くて安い穴場5選
- 👉 3. お土産選び：
【お土産編】川越お土産おすすめ厳選7選！職場・彼女・自分用に「センスいい」と褒められる名品リスト
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