「たっぷり8時間寝たはずなのに、体が鉛のように重い」
「休日に昼まで寝たのに、月曜の朝が一番ダルい」
もしあなたが今、そんな「謎のダルさ」と戦っているなら、この記事はあなたのためのものです。
20代の頃は、一晩ぐっすり寝れば体力は全回復していましたよね。でも、30代後半を過ぎたあたりから、その「回復の方程式」が通用しなくなってきているはずです。
結論から言います。あなたのその疲れは、「体の疲れ」ではありません。「脳の疲れ」です。
筋肉痛が湿布で治るように、脳の疲れには「脳のための回復法」が必要です。今まで通りの「ただ寝るだけ」の休息では、このダルさは一生抜けません。
この記事では、激務のIT業界で脳疲労と戦い続けてきた私が、「泥のようなダルさを消し去る、大人のための脳洗浄ルーティン」を共有します。病院に行く前に、まずは今夜、これを試してみてください。
この記事を書いた人
タクミ
IT企業プロジェクトマネージャー / 業務効率化コンサルタント
30代半ばで「謎のダルさ」に襲われ、仕事のパフォーマンスが激減。病院を回っても「異常なし」と言われ途方に暮れる中、脳科学と睡眠学に出会う。「疲労=脳の炎症」という事実に気づき、生活習慣を改善してV字回復。現在は「攻めの休息」を提唱している。
そのダルさ、筋肉痛ではなく「脳のオーバーヒート」です

まず、敵の正体を知りましょう。
あなたが感じている「体のだるさ」の正体は、実は「自律神経のサビ」です。
デスクワークで一日中パソコンに向かい、会議で気を使い、スマホで常に情報を浴び続けているあなたの脳は、フルマラソンを走った後のように熱を持っています。
疲労感は、活性酸素によって細胞が傷つけられたときに発せられるアラーム信号です。(中略)特に自律神経の中枢は、生命維持のために24時間休みなく働いているため、最も活性酸素の攻撃を受けやすく、疲労が蓄積しやすい場所です。
つまり、脳がオーバーヒート(炎症)を起こしている状態なのです。
この状態でいくら体を横たえても、脳の熱が冷めない限り、疲れは取れません。
「体が疲れていないのに、脳だけが疲れている」。このアンバランスこそが、現代特有の「寝ても取れない疲れ」の正体です。
やってはいけない「休日の寝溜め」が時差ボケを作る
「平日は睡眠不足だから、土日は昼まで寝よう」
これ、一番やってはいけない自爆行為です。
休日に平日より2時間以上長く寝てしまうと、体内時計が後ろにズレてしまいます。これを専門用語で「ソーシャル・ジェットラグ(社会的時差ボケ)」と呼びます。
- 日曜の昼まで寝る → 体内時計が「海外旅行」に行った状態になる。
- 日曜の夜 → 時差ボケで眠れなくなる。
- 月曜の朝 → 海外から帰国した直後のようなダルさで出社する。
これが「月曜の朝が一番ダルい」理由です。
脳疲労を回復させたいなら、休日も平日と同じ時間に起きるのが鉄則です。 どうしても眠い場合は、15時までに20分程度の仮眠(パワーナップ)で補いましょう。
脳を洗う睡眠術①:寝る90分前の「黄金入浴法」
では、どうすれば脳の疲れを取れるのか?
最強の方法は、「深部体温(体の中心の温度)」をコントロールして、強制的に脳をシャットダウンさせることです。
そのためのスイッチが「入浴」です。シャワーだけで済ませていては、脳疲労は取れません。
熱いお風呂(42℃以上)は交感神経を刺激してしまい、逆効果です。
「ぬるめのお湯に15分」。これを守るだけで、副交感神経が優位になり、脳がリラックスモードに切り替わります。
炭酸ガス系の入浴剤(バブなど)を使うと、血流が良くなり、疲労物質の排出がさらにスムーズになるのでおすすめです。
脳を洗う睡眠術②:スマホを置いて「紙の本」を読む
寝る直前までスマホを見ていませんか?
ブルーライトが睡眠ホルモン「メラトニン」を抑制するのは有名な話ですが、それ以上に問題なのは「情報の過剰摂取」です。
SNSやニュースを見ると、脳は無意識に情報を処理し始め、再びヒートアップしてしまいます。これでは、せっかくお風呂でリラックスしたのが台無しです。
寝る30分前は、デジタルデトックスの時間にしてください。
- スマホをベッドから遠い場所に置く(充電器を別の部屋にするのがベスト)。
- 代わりに「紙の本」を読む。
- 難しいビジネス書ではなく、エッセイや写真集など、心が穏やかになるものがおすすめです。
「活字を目で追う」という単調な作業は、脳を鎮静化させ、自然な眠りを誘う効果があります。
脳を洗う睡眠術③:朝の「タンパク質」で時計を合わせる
「寝ても疲れが取れない」人は、朝のスタートダッシュにも失敗していることが多いです。
脳と体のリズムを整えるには、朝食で「トリプトファン」を摂取することが不可欠です。
トリプトファンは、日中の元気の源「セロトニン」になり、夜には睡眠ホルモン「メラトニン」に変わる、まさに「最強の回復アミノ酸」です。
【おすすめの朝食メニュー】
- 卵かけご飯(卵+米)
- 納豆ご飯(大豆+米)
- バナナとヨーグルト
- プロテイン(時間がない時)
パンとコーヒーだけで済ませず、「朝はタンパク質を摂る」と意識するだけで、その日の夜の睡眠の質が劇的に変わります。
まとめ:今夜から「脳」をいたわろう
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
あなたのダルさは、あなたが怠けているからではありません。あなたがそれだけ頭を使って、頑張って働いてきた証拠です。
だからこそ、体だけでなく「脳」をいたわってあげてください。
- ダルさの正体は「脳疲労」。
- 休日の寝溜めは逆効果。 起きる時間は変えない。
- 寝る90分前にぬるめのお湯に浸かる。
- 寝る前30分はスマホを断つ。
まずは今夜、スマホを置いて、ぬるめのお風呂にゆっくり浸かってみてください。
明日の朝、久しぶりに「あ、なんか軽いかも」と感じられるはずです。
あなたの毎日が、少しでも軽やかになることを願っています。


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